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袖で感情表現をしていた?帯広で振袖レンタルをしたい方にご紹介!

「「袖にする」って言葉聞いたことあるけど、どういった由来があるのだろうか」という疑問を持っている方はいませんか。
この由来には、日本の歴史が関係していることを知らない方が多いと思います。
そこで今回は、帯広の振袖レンタルを行っている当社が、「袖にする」の意味について紹介します。

□日本人にとっての袖とは

日本では、古くから、相手への気持ちを表現する意味を表す言葉として、袖を使ってきました。
恋愛の話をする際に、「相手をフった」「好きな人にフラれてしまった」などの表現を耳にすることが多いと思います。
これらの語源は、袖から来ています。

袖を振るという行為は、最も古い愛情表現の1つとされてきました。
7世紀の宮廷歌人の額田王が読んだ詩の中にも「袖振る」という言葉が入っています。

袖の歴史に関しては、江戸時代にまでさかのぼります。
振袖は、江戸時代の初期の頃、未婚の女性が着るもので、既婚女性は着ていませんでした。
そこで、未婚女性が長い袖を揺らして男性にアピールし、袖の振り方によって男性からの求愛に返事をしていました。
前後にふることによって「嫌い」を表現し、左右にふることによって「好き」を表していたと言われています。

そういったことから、江戸時代の後期から、「ふる」という言葉が、愛情を受け入れないという意味で使われ始め、現在でも使われるようになりました。
実際に、井原西鶴の、自由気ままに色好みの道を進んでいった男の人生を描いた「好色一代男」には、主人公が高級遊女に35回フラれたと記されています。

 

 

□「袖にする」について

では次に、「袖にする」の意味について説明していきます。
その意味は、「親しくしていた人に対して、よそよそしい態度を取ること」や「相手との関係を切る、無視をする」です。
使い方としては、受動的な場合が多く、「仲よかった友達に、急に袖にされた」「袖にされ続けていたが、成果を出した」などがあります。

この言葉も、江戸時代からの袖の使い方に由来するでしょう。
「着物の袖に手を入れた状態で相手の話を聞いていることに由来する」という説や、「袖を振って相手を追い払ったことに由来する」という説があります。
どちらにしても、袖が愛情表現を示す役割であったことがわかりますよね。

□まとめ

今回は、日本人にとっての袖の意味と、「袖を振る」の由来について紹介しました。
日本では、袖が愛情表現の1つであったことがわかったと思います。
着付けの際には、これらのことを思い出してみると、また違った面白さを感じられるでしょう。

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