皆さんは、振袖の色や柄に意味があることをご存じですか。
今回の記事では、成人式で振袖レンタルをお考えの方に向けて、なぜ成人式で振袖を着るようになったのか、そして振袖の色や柄にはどのような意味があるのかをご紹介します。
ぜひ振袖選びの参考にしてくださいね。
□なぜ成人式で振袖を着るようになったの?
成人式で振袖を着るようになったのは、江戸時代頃です。
この時代に「大人になった証拠」として袖を留袖にする習慣があったとされています。
また、遠い昔に祈祷師が袖の長い着衣を身に着け、神様に向けて袖を大きく振る姿を「魂振り」と呼んでいました。
そのことから、振袖には神様との縁だけでなく、人同士の縁を結ぶご利益があるとされています。
よって、成人式の門出の日に着用されるようになったのです。
また、振袖の袖の部分が大きく揺れると厄が払われるとされています。
他にも、人生の門出の日にもう一度身を清めるという意味でも、振袖が着用されているのです。
□色や柄にはどのような意味があるの?
*色が持つ意味
意味を知っておくと選び方が変わってくるので、ぜひ参考にしてみてください。
・赤、青、黒、白は神聖な色
・ピンクは恋の予感を表す色
・黄色は太陽や光など明るいイメージで周囲の雰囲気を明るくしてくれる色
・緑は調和の象徴とされる色
・紫は高貴で神秘的な色
このように色ごとに意味することが異なるのです。
したがって、色の意味を参考として振袖を選ぶのも良いでしょう。
*柄が持つ意味
柄も振袖を選ぶ際に意識するところですよね。
では柄ごとによって、どのような意味があるのでしょうか。
ここでは、3つの柄についてご紹介します。
1つ目は、鶴の柄です。
これは、長寿や生命力の高さを表し、おめでたい模様とされています。
鶴は幸せを運ぶ鳥とも言われていることから成人式にも最適ですね。
2つ目は、松竹梅です。
これらは、寒さや逆境に負けないことを表しています。
竹は成長、梅は女性の強さを表しており、美しい花を咲かせる女性に成長できるという思いが込められているのです。
最後は、亀甲紋です。
文字通りこれは、亀の甲羅に由来する模様です。
両親の娘の健康を願う思いが込められているとも言われています。
□まとめ
今回は、振袖を成人式に着るようになった理由と振袖の色や柄が意味することをご紹介しました。
振袖選びの際に迷った際は、ぜひ色や柄が意味するものにも注目してみてください。
成人式の振袖レンタルをお考えの際に、この記事を参考にしていただければ幸いです。