大切な振袖を、いつまでも美しく着たいですよね。
しかし、うっかり汚れをつけてしまうこともあるかもしれません。
せっかくの晴れ着なのに、汚れが気になると気分も沈んでしまいますよね。
そこで今回は、振袖が汚れたらどうするべきか、応急措置方法をご紹介します。
□振袖が汚れたらどうする?種類別応急処置法
振袖についた汚れは、種類によって適切な応急処置法が異なります。
慌てずに、まずは汚れの種類を見極めましょう。
1:水溶性汚れ
お茶、コーヒー、ジュース、お酒、醤油、ソースなど、水に溶けやすい汚れです。
水を含ませたハンカチやティッシュで、優しく叩くように汚れを吸い取ります。
強くこすると、汚れが繊維に浸み込んでしまうので注意が必要です。
2:油溶性汚れ
ファンデーション、口紅、油性ボールペン、油性マジックペン、朱肉、インク、油類など、油分に溶けやすい汚れです。
油溶性汚れには、水ではなく、セロハンテープが効果的です。
汚れにセロハンテープを貼り、ゆっくりと剥がすことで、汚れを吸着することができます。
3:血液・たんぱく質汚れ
血液、卵、牛乳、肉汁など、たんぱく質を含む汚れです。
水で洗い流すと、たんぱく質が固まってしまい、シミになることがあります。
冷水を含ませたハンカチで、優しく叩くように汚れを吸い取ります。
その後、風通しの良い場所で陰干ししてください。
4:泥ハネ汚れ
泥ハネは、完全に乾いてから布やガーゼで拭き取ります。
濡れた状態では、汚れが繊維に浸み込んでしまうため、乾かすことが重要です。
乾いたら、軽く揉むようにして汚れを落とします。
□自宅でのシミ抜きのNGポイントと対策
振袖のシミ抜きは、専門知識が必要で、失敗すると生地を傷めてしまう可能性があります。
自宅でのシミ抜きは、以下の場合、避けるべきです。
1:原因不明のシミ
「何でついたかわからないシミ」は、自己処理せず、専門のクリーニング店に相談しましょう。
原因不明のシミは、種類が特定できないため、適切な処理方法がわからないからです。
2:古いシミ
時間が経つほど、色素が繊維に定着し、落ちにくくなります。
特に水溶性シミは、乾くと落ちにくくなるため、早めの対処が大切です。
3:大きなシミ
大きなシミは、生地への負担が大きくなり、シミ抜きに失敗するリスクが高まります。
専門のクリーニング店で処理してもらうことをおすすめします。
□まとめ
振袖についた汚れは、種類によって適切な応急処置法が異なります。
水溶性、油溶性、血液・たんぱく質、泥ハネなど、それぞれの汚れに合った方法で対処しましょう。
また、原因不明のシミ、古いシミ、大きなシミは、自宅での処理は避け、専門のクリーニング店に相談することをおすすめします。
大切な振袖を、いつまでも美しく着られるように、適切なケアを心掛けましょう。
帯広周辺で振袖に関して気になることがございましたら、ぜひ当社までご相談ください。