羽織は、着物の装いを格上げする素敵なアイテムです。
防寒はもちろん、おしゃれのアクセントとしても活躍しますが、着方によっては着崩れや不自然な印象を与えてしまうことも。
初めて羽織を着る方にとって、着方は少し難しいように感じるかもしれません。
しかし、基本的な手順を理解すれば、意外と簡単に着こなせます。
今回は、着付け初心者の方でも安心して羽織を着られるよう、ステップごとに丁寧に羽織の着方を解説します。
羽織の着方基本手順
準備するもの
羽織を着る前に、必要なものを確認しておきましょう。
基本的には羽織と羽織紐だけです。
羽織紐は、羽織の襟元にある「乳(ち)」と呼ばれる小さな輪に通して、羽織の前を留めるための紐です。
様々な素材やデザインがあり、お好みのものを選ぶことができます。
羽織の着方ステップ1:羽織の確認と準備
まず、羽織の表裏を確認します。
羽織の表地は、通常、より華やかな柄や織り方が施されています。
裏地は、表地よりもシンプルなことが多いです。
表地をきちんと外側にして着用しましょう。
また、羽織の襟は、外側に折り返して着用します。
この時、襟の処理がスムーズにいくよう、軽く折り目を付けておくと良いでしょう。
羽織の着方ステップ2:羽織を着る
着物の上から羽織を着ます。
両腕を羽織の袖に通し、肩に掛けます。
この時、着物の袖が羽織の袖の中にきちんと収まっているか確認してください。
着物の袖がはみ出ると、着崩れの原因となります。
袖の処理については後述します。
羽織の着方ステップ3:羽織紐を結ぶ
羽織紐を「乳(ち)」に通し、前で結びます。
結び方は、羽織紐の種類によって異なりますが、基本的には、羽織紐の房が下を向くように結びます。
結び目が左側に来るようにすると、より美しく着こなせます。
結び目がずれていたり、緩んでいると着崩れにつながるので、しっかりと結びましょう。
羽織紐の結び方
羽織紐の結び方は様々ですが、初心者の方には、簡単な一重結びがおすすめです。
羽織紐を「乳(ち)」に通し、左右の紐を一度クロスさせ、軽く結びます。
その後、房を下に向けて整えれば完了です。
より華やかな結び方としては、蝶々結びや藤結びなどもあります。
慣れてきたら、色々な結び方に挑戦してみるのも良いでしょう。
羽織を着る際の注意点
衿の処理
羽織の襟は、外側に折り返して着用するのが基本です。
衿の処理が不十分だと、着崩れや見た目の乱れにつながります。
綺麗に折り返すために、少し折り目を付けてから着ると綺麗に仕上がります。
また、衿が着物からはみ出ないように注意しましょう。
袖の処理
羽織を着る際、着物の袖が羽織の袖から出てこないように注意しましょう。
袖がはみ出ると、着崩れや見た目の乱れにつながります。
羽織の袖丈は、着物の袖丈よりも短めに作られていることが多いので、着物の袖を羽織の袖の中にきちんと収めるように意識しましょう。
羽織紐の位置
羽織紐の位置は、帯の上あたりに結ぶのが一般的です。
ただし、羽織紐の長さやデザインによっては、位置を調整する必要がある場合もあります。
羽織紐の位置が低すぎると、着崩れしやすいため、適度な高さで結ぶことが大切です。
よくある間違いと対処法
羽織の着方でよくある間違いは、衿や袖の処理が不十分なことです。
衿が内側に折れていたり、着物の袖が羽織の袖から出ていたりすると、着崩れや不自然な印象を与えてしまいます。
着る前に、衿と袖の処理を確認し、きちんと整えてから着ましょう。
また、羽織紐の位置が低すぎると着崩れしやすいため、適度な高さで結ぶようにしましょう。
羽織を着こなすコツ
羽織の種類と着方の違い
羽織には、様々な種類があります。
長さや素材、柄などによって、着方や印象が異なります。
例えば、長羽織は、よりフォーマルな印象を与え、中羽織はカジュアルな印象を与えます。
それぞれの羽織の特徴を理解し、TPOに合わせて適切な羽織を選び、着こなすことが重要です。
羽織と他の着物アウターとのコーディネート
羽織以外にも、道行コートや道中着、和装コートなど、着物のアウターは様々です。
羽織は、比較的カジュアルな着物からフォーマルな着物まで幅広く合わせることができますが、他のアウターは、TPOや着物の種類によって使い分ける必要があります。
それぞれのアイテムの特徴を理解し、着物とのバランスを考慮してコーディネートしましょう。
季節に合わせた羽織の選び方
羽織は、季節に合わせて素材を選ぶことが大切です。
夏は、麻や紗などの涼しい素材の羽織を、冬は、ウールや綿などの暖かい素材の羽織を選びましょう。
季節に合った羽織を選ぶことで、より快適に着物を楽しむことができます。
まとめ
今回は、羽織の着方について、準備から着方、注意点、着こなしのコツまで、ステップごとに丁寧に解説しました。
羽織は、着物の装いを格上げする素敵なアイテムですが、着方にはちょっとしたコツが必要です。
この記事を参考に、自信を持って羽織を着こなしてください。
羽織を着ることで、着物のコーディネートのバリエーションが広がり、より一層、着物を着ることが楽しくなるはずです。
今回ご紹介した基本的な手順と注意点を踏まえ、色々な羽織に挑戦し、自分らしい着こなしを見つけてみてください。
そして、美しい着物姿で、素敵な一日をお過ごしください。
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