大切な振袖、いつまでも美しく着続けたいですよね。
しかし、振袖を着ていると、汗ばむことも多く、そのままにしておくと、汗ジミや黄ばみ、カビが発生する原因に。
せっかくの美しい振袖を長く楽しむためには、適切な汗対策が欠かせません。
この記事では、振袖の汗対策の重要性と、自宅でできる簡単な汗抜き方法について解説します。
□振袖の汗対策が重要な理由とは?
振袖に汗が付着すると、様々な悪影響が考えられます。
1:嫌なニオイ
汗そのものは無臭ですが、汗に含まれる皮脂と混ざり合うことで、雑菌が繁殖し、嫌なニオイが発生してしまいます。
2:カビの発生
湿気た状態が続くと、カビが発生しやすくなります。
カビは、振袖の色や素材を傷め、修復が難しい場合もあります。
3:変色
汗の成分が酸化すると、黄ばみや茶色に変色する可能性があります。
特に、シルクなどのデリケートな素材は、変色しやすいので注意が必要です。
4:洗濯による劣化
頻繁に洗濯すると、生地が傷み、色落ちや縮みなどの劣化につながります。
これらのトラブルを防ぐためには、汗を放置せずに、こまめな汗抜きが大切です。
□自宅でできる汗抜き方法と専門店に依頼すべきケースについて
自宅でできる簡単な汗抜き方法をご紹介します。
1:準備するもの
・霧吹き
・タオル(2~3枚)
・着物用ハンガー
2:手順
振袖をハンガーにかけ、裏側にタオルを敷きます。
汗を多くかいた部分に、霧吹きで軽く水を含ませます。
タオルで軽く叩き、水分を吸い取ります。
風通しの良い場所で陰干しします。
3:注意点
正絹などのデリケートな生地は、水を含ませすぎると縮む可能性があります。
霧吹きは、細かい霧が出るものを使い、水は控えめにしましょう。
また、生地を強くこすったり、叩いたりしないように注意しましょう。
自宅での汗抜きで、汗が完全に取れない場合や、汗の量が多い場合は、専門店に依頼することをおすすめします。
専門店では、専用の洗剤や技術を用いて、汗を徹底的に除去してくれます。
また、保管中の黄変やカビを防ぐためにも、専門店での汗抜きが有効です。
4:専門店に依頼すべきケース
・汗を多くかいた場合
・振袖を長期間保管する場合
・シワが取れない場合
・変色やカビが気になる場合
□まとめ
振袖の汗対策は、美しい状態を長く保つために非常に重要です。
汗を放置せずに、こまめな汗抜きを行うことで、嫌なニオイやカビ、変色などのトラブルを防ぎ、大切な振袖を長く楽しむことができます。
汗の量が多い場合や、専門店でのケアが必要と感じる場合は、信頼できる専門店に相談することをおすすめします。
帯広周辺で振袖に関して気になることがある方は、ぜひ当社にご相談ください。