「成人式以外に振袖レンタルする機会はあるのか分からない」
帯広周辺でもこのようにお考えの方は多くいらっしゃいますよね。
今回はそのような方に向けて、どのようなときに振袖を着るのかについて解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
□振袖を着る目的について
振袖といえば、成人式で着る着物というイメージがありますよね。
振袖は、もともと未婚女性が着る最も格式の高い礼装です。
しかし、現在は未婚にかかわらず若い女性が着る着物となっています。
既婚か未婚かどうかの決まりは薄れています。
振袖の起源は奈良時代にあります。
万葉集には「袖振る」という表現があります。
これは、人々が袖を振ることで異性へアプローチをしていたためです。
この風習により、袖を振れるように振袖ができたのが江戸時代ごろです。
振袖の長い袖は厄を払ったり、良縁を呼び込んだりするといわれていました。
それにより、未婚女性の着物として振袖が着られるようになりました。
現在成人式において振袖を着る理由も、大人となる女性の厄払いと良縁を願われているためです。
□成人式以外で振袖を着る機会について
1つ目は、結婚式・披露宴です。
結婚式や披露宴で振袖を着ることは気が引けるという方もいらっしゃいますが、振袖は第一礼装です。
振袖は格式が高いことから、振袖を着た参列者がいることで結婚式全体の雰囲気が良くなり主催者にも喜ばれますよ。
華やかな花柄の着物がおすすめです。
また、ヘアセットはシンプルなものにしてアクセサリーは付けないようにするのがおすすめです。
一方で、主役の方よりも豪華な印象を与えないように注意しましょう。
結婚式や披露宴の主役である花嫁よりも目立ってしまうことは避けましょう。
2つ目は、お見合いです。
お見合いの場で振袖を着用することは定番でした。
現在も料亭やホテルのような改まった場でお見合いを行う場合に、振袖を選ぶ方が多くいらっしゃいます。
振袖を着た女性はより優雅で美しい印象となります。
それだけではなく歩幅が狭まるうえに、物をとる動作が慎重になることから上品で美しくなります。
色は明るめの物を選ぶことで明るい印象を与えられます。
しかし、華美すぎるものはお見合いには向いていないため避けるようにしましょう。
髪型は振袖の雰囲気に合わせ、アップスタイルで上品にまとめるとよいでしょう。
3つ目は、結納です。
結納は、結婚の契約を結ぶ儀式です。
第一礼装である振袖の着用は結納の場に適しています。
結納に振袖を着る振袖は、赤などのおめでたい色やピンクや白など淡い色の振袖をおすすめします。
柄は季節感のあるものがよいでしょう。
食事の際に邪魔にならないように、髪はアップスタイルにしましょう。
また、アクセサリーは着物に合わせて選ぶようにしてくださいね。
全体のまとまりが良くなります。
4つ目は、卒業式です。
卒業式といえば、振袖と袴の組み合わせが一般的ですよね。
小振袖と袴を合わせる方が多いですが、中振袖を合わせるのもよいでしょう。
袖が流れることにより模様が美しく、華やかな印象になります。
振袖は成人式の時に着たものを利用してもよいでしょう。
それにより袴だけのレンタルで済みますよ。
卒業式では指定がない限り、必ず袴を着なければいけないわけではありません。
自分らしいスタイルで参加するのがよいでしょう。
5つ目は、パーティーや祝賀会です。
パーティーにはドレスを着てくる方が多くいらっしゃいますよね。
一方で、会場の雰囲気に合わせながら和装を取り入れることで上品になります。
特に、外国の方が参加するようなパーティーや祝賀会で振袖を着ることはおすすめです。
日本らしいものが喜ばれて、交流のきっかけとなることもあります。
一方で、飲食をする際には普段以上に所作に気を付けましょう。
上品でしおらしい所作を心がけてください。
6つ目は、初詣です。
一年のスタートである初詣において、振袖はふさわしいです。
成人式や結婚式と同じように、特別な日です。
華やかな着物を着れば新しい気持ちですがすがしく新年を迎えられます。
新たな年を迎えるにあたってぴったりです。
また、振袖を着ることで姿勢が自然と綺麗になります。
背筋を伸ばして凛として気持ちで新年を迎えたいという方にもおすすめです。
毎年ある正月行事において振袖を着るようにするのはよいですね。
□振袖を着る際に注意しておくべきポイントについて
振袖は未婚女性の第一礼装です。
しかし、一般的には20代までだという事を頭においておきましょう。
また、イベントに参加する際には主役の人よりも目立たないような色やデザインのものを選びましょう。
□まとめ
今回は成人式以外に振袖をレンタルする機会はあるのか解説しました。
またそもそも振袖がどのようなものであるかお分かりいただけたかと思います。
この情報を参考に振袖を着てみてくださいね。
ご不明点がありましたら、いつでも当社へご連絡してください。
