先日、出張に行った際に
ちょっと無理して「軍艦島」に行ってきました。
来年には、おそらく「世界遺産」に認定されるであろうと言われ
又訪れる機会もそうそうないと思ったので・・・
「資源に乏しい日本」
戦前、そして戦後1970年代まで
主エネルギーが石油に代わるまで
ここには、5200人ほどの炭鉱に従事する家族が住んでいました。
当時東京よりも人口密度が高かったそう。(日本一の人口密度)
毎日、死と隣り合わせの危険な採掘作業。
例えば、地底600m(スカイツリーの高さとほぼ同等)までを
2分少々で降りたそう。そこから延々トロッコで1時間。
そして現場に到着。
そこは、常にガス爆発の危険が伴う現場。
その危険な仕事を全うする男を待つ家族。
そんな方たちの簡単には言葉で言い表せない努力のお蔭で
今の私たちがいる。
国としても、ここは本当に大事にしたそうです。
何せ、日本で初めて鉄筋コンクリートのアパートが建ったのはここだそう。
↑の画像がそうです。
↑画像中央の白っぽい残骸は木造建物です。
煉瓦の建物は事務所だったそうです。
本当に海の中にポツンとあるので
天気コロコロ変わります。
自分の日常の過ごし方、そして次世代を担う子供に
どういう教えで接していくべきか
考えさせられます。
本当に、この国を築いてきた人生の先輩の生き様が
今の日本を支えてるんですね。
上陸直前
ほんのわずかな上陸時間の間に
帰船中
天気は変わります。
何事も、一喜一憂しない確固たる決意が必要なんですね。
もうしばらく、来ることはないであろう島に
これからの生き方を教えられました。